CTと超音波、モーションキャプチャーデータを
                             利用した口蓋断面映像の作成
 
概要
 この論文は、Speech Accent Archiveから英語の例文を引用し、映像データ作成を説明したものです。この映像は、舌の超音波画像と口蓋のCT画像、そして、頭蓋骨と顎の動きのViconモーションキャプチャーデータを合成することによって成り立っています。
 今回作成された映像データは、データ採取に成功した口蓋のすべての部分の動きを示しています。そして、これは超音波機器に表示される舌の周りの状況を理解を促進させると考えられます。例えば、被験者が[t]音を発音しているときに、超音波画像の舌の表面の線は、CTデータから利用した歯茎の裏にしっかりとくっついています。
 このように舌の動きとその環境を認識することによって、英語を第二言語とする発音の学習者に役立てられます。そして、今回用意した3種のデータ(超音波画像のみ、超音波画像+CT画像、超音波画像+CT+顔の側面画像)のうち、どれがもっとも有効的かを研究する予定です。
Senior Thesis (March 2008) by Toshifumi Masuda